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作業療法士が紹介する「自助具」って?

今回は、作業療法士がリハビリの中でよく活用する「自助具(じじょぐ)」についてご紹介します。
「自助具って聞いたことはあるけど、どんなもの?」そう思われる方も多いのではないでしょうか。
自助具とは、病気やケガ、身体の動かしにくさなどによって難しくなった日常生活の動作を、自分で行いやすくするための道具です。
大切なのは、「できないから道具を使う」ということではありません。道具を上手く活用することで、「自分でできること」を増やしていく。
これもリハビリの大切な考え方です。
食事を助ける自助具

自助スプーン・フォーク、自助箸

例えば、手の力が弱くなったり、指をうまく動かしにくくなった場合、一般的なスプーンや箸を使うことが難しくなることがあります。

そのようなときは、

・柄の太いスプーン ・握りやすいフォーク ・自助箸 ・ユニバーサルカフ
などを使用することで、食事を行いやすくできる場合があります。「箸が使えないからスプーンにする」というだけではなく、その方ができるだけ自分らしい方法で食事ができるようにすることも作業療法士の役割です。

服を着ることを助ける自助具

ソックスエイド・ズボンエイド

服を着ることを助ける自助具
着替える中でも、特に難しくなりやすいのが「ボタン」です。指先を細かく動かすことが難しい場合には、ボタンエイドという道具を使うことで、ボタンを留めやすくすることができます。
また、靴下を履くことが難しい方には、ソックスエイドなどを活用する方法もあります。
「誰かに着せてもらう」のではなく、道具を使うことで自分で着替えられるようになることにも繋がります。

日常生活を助ける自助具

自助具は食事や着替えるだけではありません。
例えば、
・高い場所や床にある物を取る「リーチャー」
・ペットボトルなどのキャップを開ける「オープナー」
・物が滑るのを防ぐ「滑り止めマット」
・長い柄の靴べら
など、生活のさまざまな場面で活用されています。

️作業療法士が考える「その人に合った方法」

自助具を選ぶときに大切なのは、「便利そうだから使う」ではなく、「なぜ、その動きが難しいのか」を考えることです。
例えば、「スプーンを持てない」という場面でも、
「握る力が弱いのか」「指を細かく動かしにくいのか」「手首が動かしににくいのか」「麻痺によって手を使いにくいのか」など、原因は人によって異なります。そのため、同じ自助具がすべての方に合うとは限りません。
作業療法士は、身体の状態だけでなく、その方の生活や「やりたいこと」も含めて考えながら、自助具や動作方法を提案します。

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