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なぜ脳卒中のリハビリで"体幹"がそんなに大事なのか?
2025年11月24日 更新
脳梗塞や脳出血の後遺症で、
「手がうまく動かない」
「歩くとふらつく」
「疲れやすくて外に出られない」
と感じている方はとても多いです。
多くの方が、原因は手足の麻痺にあると思いがちですが、実は、症状の背景にはもうひとつ大切なポイントがあります。
それが——
体幹とは、背骨・骨盤・お腹まわりを含む、身体の中心部分のこと。
この部分がしっかり働いてくれると、
といったメリットがあります。
逆に体幹が弱ると、家の中を少し歩いただけでも疲れたり、
片手で物を取ろうとしただけでバランスを崩しやすくなります。
脳卒中は手足の麻痺だけでなく、
体幹の筋肉(お腹・背中の筋群)も弱くなることが知られています。
特に脳卒中後は、
という“姿勢の不安定さ”が起こりやすいのですが、
これはなんと、体幹がうまく働かなくなることが大きな原因なんです。
健康な人は、手足を動かす前に、無意識に体幹の筋肉が先に働いて姿勢を安定させています。
これを予測的姿勢制御(APA)(anticipatory postural adjustment)といいます。
しかし脳卒中では、この“体幹の先回りした動き”が弱くなるため、
手足が思うように動かせなかったり、動作がぎこちなくなったりします。
つまり、
研究では、体幹トレーニングを行うことで
など、多くの効果が報告されています。
脳卒中リハビリで体幹が重視されるのは、これらの改善が全身の機能に“波及”するからです。
もしあなたが今、
と感じていたら、
その根本には体幹機能の低下が隠れているかもしれません。
次回のコラムでは、「体幹が弱ると具体的に何が起こるのか?」
を、さらに分かりやすくお伝えしていきます。
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