こんにちは！脳卒中リハビリセンターMOMOKAの沖野です．

今回は先日参加した，(株)STROKE LAB様主催の「基礎ハンドリングセミナー」について，
学んできたことを書いてみたいと思います．

ハンドリングとは...?
セラピストの徒手的介入による対象者の身体操作の総称.
対象者の身体に直接手を添えて，目的動作/行為の支援を手段とし施術を展開していく事．

私たち理学療法士の提供するリハビリでは，徒手を使った施術場面が多くあります．
言い換えれば，セラピスト自身の「手」が仕事道具ということ．
対象者の身体に触れることで得られる情報は多く，その情報をもとに臨床推論を立てていくことも多くあります．
そのハンドリング技術を磨くこと・精度を高めていく事が，質の高い施術サービスを提供していくことに繋がる訳です．

ただし，講師の先生が仰っていたのは，
「ハンドリングはあくまでも手段であり，ハンドリングの目的は促通である.」
ということ．そして，
「hands off(動作における対象者の自立)を目的としたhands on(徒手的介入)」
であることが大切，ということです．

また，セラピストがハンドリングを行う中では,
①セラピストが抗重力位を保てているか．
②他動的な誘導ではなく，能動的な誘導ができているか．
③mobility(運動)-stability(安定,固定)を左右の手もしくは，同側の手の中で意識できているか.
④抗重力位だけでなく，従重力位まで意識できているか．
⑤直接皮膚から触診し，骨だけでなく筋のアライメントを意識できているか.
以上の5点がポイントとなるようです！

今回参加させて頂く,(株)STROKE LAB様主催の「基礎ハンドリングセミナー」は4月から9月まで，
およそ半年間にわたる内容となっています．

『セミナーで学んだ知識や技術をもとに，MOMOKAご利用者様に，
更に質が高くご納得頂けるようなリハビリを提供していく事』

それが，今回セミナーに参加する最も大きな動機です．
半年間，セミナーのメンバーと共に多くのことを学んでいきたい思います！